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第11回湯布院映画祭
特集 加藤泰の世界
1986年8月20日~24日

情熱の企画[加藤泰の世界]
特集は[加藤泰の世界]。前年(1985年)6月17日に急逝した名匠・加藤泰の追悼企画。監督は第3回、第7回の映画祭にゲスト参加。作品の素晴らしさだけでなく、その温かい人柄が多くの参加者そして実行委員を魅了していた。訃報に発奮したのが、昔から大の加藤泰ファンだった実行委員長の伊藤雄。全国のファンと連携し邦画各社とかけあい、プリントが廃棄され幻の名作と呼ばれていた『風と女と旅鴉』を16㎜ニュープリントに焼き、二日間にわたる特集を実現したのだった。(これは当映画祭における〝監督特集企画〟の嚆矢でもある。)ゲストは古谷伸カメラマンをはじめとする加藤組スタッフの皆さん。客席には全国から熱烈な加藤泰ファンが駈けつけ、シンポジウムは愛と熱気にあふれる場となった。そして、この熱気は特集が終了しても冷めることはなかった。なかでも特別試写で初監督作『ア・ホーマンス』をひっさげた松田優作監督が登場した時の会場の様子は、映画祭史に残る熱狂ぶりだったと伝えられる。(小原)
上映作品
沓掛時次郎遊侠一匹
怪談お岩の亡霊
男の顔は履歴書
車夫遊侠伝喧嘩辰
ざ・鬼太鼓座
緋牡丹博徒花札勝負
幕末残酷物語
骨までしゃぶる
江戸川乱歩の陰獣
風と女と旅鴉
浪人街
青い獣 ひそかな愉しみ
人斬り与太狂犬三兄弟
偽大学生
女を忘れろ
暗黒街の対決
時計AdieuI’Hiver
ア・ホーマンス
野ゆき山ゆき海べゆき
ゲスト
倉本聰
深作欣二
大林宣彦
丸山恵司
阪本善尚
冨田功
永島敏行
松田優作
石橋凌
鷲尾いさ子
渡辺武信
白井佳夫
佐藤允
神波史男
倉田準二
仲倉重郎
古谷伸
仙元誠三
小倉洋二
三谷昇
陣内孝則
中嶋朋子
安井喜雄
南俊子
前田米造
※参加ゲストはパンフレットより抜粋しており、 お忍びゲストなどは省略しております。