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俳優・三浦友和
~挑み続ける役者魂~
第50回の特集は「俳優・三浦友和~挑み続ける役者魂」です。
三浦さんは1972年に芸能界デビュー、50 年を超える俳優としてのキャリアの中で、爽やかな青春ヒーローから個性的でアクの強い悪役まで幅広い役柄に挑み続け、日本映画を支えてこられました。今年の湯布院では、三浦さんの代表作の数々を上映し、ご本人にもゲストとしておいで頂き様々なお話を伺いたいと思っております。
また、今年は 第50回という節目を祝うスペシャルイベントも開催予定で、映画祭の歴史を振り返る趣向も計画中です。これまで湯布院映画祭を愛してくださった皆さまは勿論、まだ行ったことがないという映画ファンの皆さまも是非、遊びにきてください。お待ちしています。


作品情報
特集「俳優 三浦友和~挑み続ける役者魂~」

『恋の大冒険』
1970年 オールスタッフ・プロダクション、テアトル・プロダクション=東宝 93分
当時19歳のピンキー(今陽子)主演のミュージカルコメディ。上野公園で大群舞、前田武彦の怪演、佐良直美のバラード、豪華声優(熊倉一雄、山田康雄ら)の合唱と見所満載。極めつけは和田誠画のカバとピンキーのデュエット。記録映画の雄・羽仁進が何故か手掛けた滅法ゴキゲンな娯楽快作。 ■前夜祭 8月21日(木)20:00~ 由布院駅前広場にて野外上映 ※ご来場の皆様へ 映画の盗撮が問題化しています。盗撮は著作権を侵害する違法行為です。当映画祭では盗撮防止のため、上映中のカメラやカメラ付き携帯電話等の操作を禁止させて頂きますので、ご協力をお願いします。
製作・音楽/いずみたく 監督/羽仁進 脚本/羽仁進 山田宏一 渡辺武信 アニメーション/和田誠 虫プロダクション 出演/ピンキー(今陽子)とキラーズ 前田武彦 大矢茂 佐良直美 由紀さおり

『ホワイト・ラブ』
1979年 ホリ企画制作=東宝 110分
山口百恵・三浦友和コンビの主演シリーズ第10作。偶然に出会い恋におちた二人が、過去の挫折や複雑な家族事情を乗り越えて自立、真の愛を掴むまでを描く。共演作を積み重ねる毎に成長を感じさせた〝百・友ゴールデンコンビ〟が、等身大の若者像を鮮やかに演じた青春映画の好篇。
製作/堀威夫 笹井英男 脚本/藤田敏八 小林竜雄 監督/小谷承靖 撮影/萩原憲治 音楽/広瀬健次郎 出演/山口百恵 三浦友和 北村和夫 范文雀 小林桂樹 岩崎加根子 永島暎子 田中邦衛 岩城滉一 高橋昌也

『黄金のパートナー』
1979年 東宝 98分
主役3人の掛け合いが楽しい青春冒険ミステリー。金塊を積んだまま沈没した潜水艦の謎を解くため野口、江上、由紀子は南太平洋へ旅立つのだが…。これまで文芸イメージの強かった三浦友和が、東宝ニューアクションの旗手・西村潔監督の演出で新しい魅力を切り開いた作品。ファンタスティック!
監督/西村潔 脚本/長野洋 原作/西村京太郎 製作/山田順彦 企画/川口義宏 音楽/来生たかお 高中正義 撮影/市原康至 水中撮影/中村征夫 照明/高島利雄 美術/竹中和雄 録音/伴利也 編集/黒岩義民 出演/三浦友和 藤竜也 紺野美沙子 殿山泰司 佐藤慶 芦田伸介

『葛城事件』
2016年 「葛城事件」製作委員会=ハピネットファントム・スタジオ 120分
次男は通り魔殺人犯、長男はリストラの果てに孤立、母は精神崩壊──病んだ家族の絶望的な瓦解を描いた超問題作。三浦友和は従来のイメージをかなぐり捨て、〝理想の家族像〟ばかりに固執する空疎で傲慢な父親を快怪演。これぞ〝挑み続ける役者〟の真骨頂だ!
製作/杉田浩光 西田圭吾 プロデューサー/藤村恵子 脚本・監督/赤堀雅秋 撮影/月永雄太 美術/林千奈 編集/堀善介 音楽/窪田ミナ 出演/三浦友和 南果歩 新井浩文 若葉竜也 田中麗奈

『盗まれた情事』
1995年 松竹芸能・ABC(朝日放送テレビ)
1995年『土曜ワイド劇場』としてテレビ放映された名匠・神代辰巳監督の遺作。大病院のエリート医師が、ふとした事から恐るべき計画殺人の罠に堕ちていく。三浦友和が、かつて全共斗の闘士だった主人公の挫折感と生への渇望を陰影深く巧演。幻の傑作ドラマがスクリーンに甦る。
プロデューサー/岡村道範 佐久間博 保科仁志 原作/連城三紀彦 脚本/荒井晴彦 高木功 監督/神代辰巳 撮影/林淳一郎 美術/古谷良和 出演/三浦友和 余貴美子 高島礼子 六平直政 火野正平 北見敏之 藤田敏八 田口トモロヲ 柄本明 石橋蓮司 絵沢萠子

『台風クラブ』
1985年 ディレクターズ・カンパニー=東宝・ATG 114分
泰子たち女子グループは夜のプールで踊り狂い、明のパンツを脱がせて失神させる。授業中には梅宮先生の恋人の親族が押しかけて結婚を迫った。何かとザワつく中学に、台風がやって来る。シナリオ募集コンクール準入選作を鬼才・相米慎二が映画化。三浦友和の俳優人生の転機にもなった問題作。
企画・製作/宮坂進 脚本/加藤祐司 監督/相米慎二 撮影/伊藤昭裕 照明/島田忠昭 録音/中野俊夫 美術/池谷仙克 音楽/三枝成章 編集/冨田功 助監督/榎戸耕史 出演/工藤夕貴 大西結花 三上祐一 紅林茂 松永敏行 会沢朋子 天童龍子 渕崎ゆり子 三浦友和

『風の電話』
2020年 映画「風の電話」製作委員会=テレビ東京 139分
岩手県大槌町に実在する電話ボックス「風の電話」をモチーフにした感動作。9歳の時に震災で家族を失った高校生ハルは、避難先の広島から故郷へ帰ろうと孤独な旅に出るのだが…。三浦友和は独特の即興演出で俳優たちの湧き出る想いを活かす諏訪監督に応え、傷心のハルに「生き残った者の務め」を語る公平役を快演した。
脚本/狗飼恭子 諏訪敦彦 監督/諏訪敦彦 音楽/世武裕子 撮影/灰原隆裕 照明/舟橋正生 美術/林チナ 編集/佐藤崇 企画協力/佐々木格 佐々木祐子 出演/モトーラ世理奈 西島秀俊 渡辺真起子 山本未來 西田敏行 三浦友和 占部房子 三宅唱

『ケイコ 目を澄ませて』
2022年 映画「ケイコ 目を澄ませて」製作委員会/COMME DES CINÉMAS=ハピネットファントム・スタジオ 99分
感音性難聴により生まれつき両耳が聞こえないケイコ。ボクシングと共に日々を迷い真撃に生きるが、ある日、ジムの閉鎖を告げられ…。三浦友和演じるジムの会長は静かに寄り添い、彼女の瞳の奥がひらく。次第に周りの人達との間でリズムが生まれ 16㎜フィルムで撮影されたケイコの世界は更に観る者を引き寄せていく。
監督/三宅唱 原案/小笠原恵子 脚本/三宅唱 酒井雅秋 企画・プロデュース/長谷川晴彦 撮影/月永雄太 照明/藤井勇 録音/川井崇満 手話監修/越智大輔 出演/岸井ゆきの 三浦友和 三浦誠己 松浦慎一郎 佐藤緋美 中島ひろ子 仙道敦子

『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』
2011年 RAILWAYS2製作委員会=松竹 123分
無事故無違反でまもなく定年を迎える勤続42年の運転士・滝島徹。しかし、妻・佐和子が突然看護師に復職すると言い出して、夫婦の心はすれ違う。人生の岐路に立つ夫婦の心の機微を追いながら、大画面で富山地方鉄道の勇姿を楽しむ、大人の鉄道映画・RAILWAYS シリーズ第2弾。
製作総指揮/阿部秀司 プロデューサー/石田和義 脚本/小林弘利 ブラジリィー・アン・山田 監督/蔵方政俊 撮影/柳田裕男 照明/田辺浩 音楽/Nick Wood 出演/三浦友和 余貴美子 小池栄子 中尾明慶 吉行和子 塚本高史 岩松了 徳井優 中川家礼二 仁科亜季子 清水ミチコ 西村雅彦

朗読劇『今は昔、栄養映画館』
「当映画祭おなじみのゲスト・柄本明プレゼンツ!とある映画の完成披露試写会。上映直前の映画監督と助監督──どこから来たのかこの二人、そしてどこに向かうのか…んな事はどうでもいい…始まれば終わります。アイマイ万才。オカシな70分の物語。御期待を。by柄本明」
出演/柄本明 谷川昭一朗 作/竹内銃一郎 舞台監督/鹿野祥平 音響/吉橋航也 制作/松沢真祐美 太田順子 写真/柴田鷹雄 協力/株式会社ノックアウト 制作/株式会社劇団東京乾電池

『勝手に流れた星だから』
2023年 桃山商店 24分
〝「忘れものをしてきてしもうた…」という祖母の遺言を胸に、今はダムの底に沈んでいる〝その村〟へ向かうヒロイン。彼女がそこで見たものは…。異能の作家・原田マハの世界を安藤桃子監督が描くミステリアス・ファンタジー。
原作・脚本/原田マハ 監督/安藤桃子 出演/中村里帆 深沢嵐 奥田瑛二 他

『ワタシって何もの』
2023年 ゼロ・ピクチュアズ 43分
〝私とはいったい、何者なのか…?〟自己のアイデンティティーを探し求める少女の、心の旅路を描く青春のエピソード。(もはや)ベテラン・奥田瑛二監督の瑞々しさあふれるタッチは健在だ。
企画・脚本・監督/奥田瑛二 出演/佐月絵美 TOKO 奥田瑛二 他

『ムーンライト下落合』
2017年 がらにぽん Pigdom=ブライトホース・フィルム 30分
柄本佑監督の実験的オムニバス「ippo」の一挿話。おんぼろアパートに住むサエない独身男と、終電を逃して転がり込んで来た、これまたサエない男との束の間の会話を、トボけたタッチで描いた、不思議な味わいの一篇。
製作/柄本佑 松井宏 脚本/加藤一浩 監督/柄本佑 撮影/四宮秀俊 助監督/三宅唱 森岡龍 出演/加瀬亮 宇野祥平

『雪子a.k.a.』
2024年 「雪子a.k.a.」製作委員会=パル企画 98分
仕事にも恋愛にも充実感を得られない、三十路目前の教師・雪子。そんな彼女が夢中になれるのは、仲間たちとラップを楽しむひと時だったのだが…。当映画祭実行委員出身の草場監督。主人公に徹底的に寄り添う彼独得の作劇スタイルが、映画的高揚感あふれる見事なクライマックスへと結実する。 ■クロージング作品 8月24日(日)上映
製作/鈴木ワタル 桑原佳子 プロデューサー/岩村修 関和紀 原作/鈴木史子 草場尚也 脚本/鈴木史子 監督/草場尚也 音楽/GuruConnect ラップ監修/ダースレイダー 編集協力/光岡紋 助監督/濱本昌宏 出演/山下リオ 樋口日奈 占部房子 渡辺大知 石田たくみ(カミナリ) 剛力彩芽 池田良 中村映里子 赤間麻里子 石橋凌
ゲスト情報

三浦 友和
Miura Tomokazu
榎戸 耕史
Enokido Koji
監督/「台風クラブ」助監督
諏訪 敦彦
Suwa Nobuhiro
「風の電話」監督
柄本 明
Emoto Akira
俳優/「今は昔、栄養映画館」出演
谷川 昭一朗
Tanigawa Shoichiro
俳優/「今は昔、栄養映画館」出演
奥田 瑛二
Okuda Eiji
「ワタシって何もの」監督
安藤 桃子
Ando Momoko
「勝手に流れた星だから」監督
柄本 佑
Emoto Tasuku
「ムーンライト下落合」監督
草場 尚也
Kusaba Naoya
「雪子a.k.a.」監督
鈴木 史子
Suzuki Fumiko
「雪子a.k.a.」脚本
岩村 修
Iwamura Shu
「雪子a.k.a.」プロデューサー
占部 房子
Urabe Fusako
「雪子a.k.a.」出演
寺脇 研
Terawaki Ken
映画運動家
野村 正昭
Nomura Masaaki
映画評論家
※上記以外にも追加ゲストを予定しています。決定次第ホームページ等でお知らせします