
第18回湯布院映画祭
特集 伊藤大輔監督/宍戸錠
1993年8月25日~29日

湯布院映画祭拡張期、特集二本立て
宍戸錠・伊藤大輔の特集2本立て。前者は自他とも認める日活アクションファンの渡辺武信さんが司会。錠さんの豪快かつ自虐を交えたトークで爆笑の渦、意外(?)にも詳細な制作過程も披露し、日活映画史としても興味深いシンポとなった。後者はフィルムセンター研究員(当時)の佐伯友紀さんがゲストで『忠次旅日記』(1991年にフィルムが発見)の映画史的価値を解説。この幻の映画に若松孝二さん・荒井晴彦さんら現役制作者が忌憚ない意見を述べ、多角的な議論に。『王将』出演の三條美紀さんトークショーは映画祭顧問中谷健太郎が聞き手、パーティで三條さんの誕生日を祝った。クロージングは『月はどっちに出ている』(崔洋一監督)。シンポ絶賛の嵐は、この年の映画賞席巻を予見させた。前夜祭当日、第4回より映画祭を支えてきた映画評論家・南俊子さんの訃報が届く。当映画祭について「年に一度だけ夏の終わりの数日を共にする、映画を通じて知りあえた人々は、私に至福の時を、もたらしてくれる」と書かれていて、これからもそういう映画祭でありたいと思います。(渡辺哲)
上映作品
忠次旅日記
弁天小僧
下郎の首
御誂次郎吉格子
切られ与三郎
王将
源氏九郎颯爽記秘剣揚羽の蝶
探偵事務所23くたばれ悪党ども
拳銃は俺のパスポート
みな殺しの拳銃
野獣の青春
殺しの烙印
ヌードの夜
恋のたそがれ
シンガポールスリング
草の上の仕事
極道記者
月はどっちに出ている
ゲスト
佐伯知紀
三條美紀
長谷部安春
竹中直人
岡田裕
安河内央之
平田耕史
菅野敬子
若松孝二
丸内敏治
篠原哲雄
望月六郎
白竜
川上麻衣子
李鳳宇
岸谷五郎
渡辺武信
西田和晃
石井隆
宍戸大全
宍戸錠
永原秀一
成田尚哉
佐々木原保志
山口貴義
安部聡子
星正哉
秋吉満ちる
清水一夫
上野彰吾
奥田瑛二
橋口一成
崔洋一
ルビー・モレノ
山根貞男
寺脇研
南俊子
※参加ゲストはパンフレットより抜粋しており、 お忍びゲストなどは省略しております。